読書メモブログ

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八方美人をやめるために身に付けるべき1つのこと

八方美人であること

これが上手くいくことはほとんどありません。
大抵は最後は「あの人は誰にでも良い顔をするから信用できない」となるのがオチです。

だから、八方美人を辞めたほうがいいのです。
そうしないと結局、自分の身を滅ぼすことにもなりかねません。

 

って頭でわかっていても、なかなかそれが出来ないのが日本人だと思いますし、ポーターの「マイケル・ポーターの競争戦略」という戦略本にも、そのことが日本の弱みだと指摘されています。

なかなか根強い日本人の悪い部分のようです。

でも、弱点は弱点だと認識すれば対応できるとも言いますので、八方美人であることの何が問題なのかを認識して、脱八方美人を目指したほうが良いんじゃないかな…とも思い、あれこれ書かせてもらいます。

 

八方美人をやめるために身に付けるべきこと

八方美人がダメな理由を一言でいうと、”全ての人を満足させることはできない”からです。

そういう気持ちがあることは尊いかもしれませんが、現実問題として、全ての人の満足を得るのはとても難しいですし、そこを追求すると自分自身が無くなっていきます。

だから、誰を大切にするべきかを明確にし、そこに該当しない人には何もしないという選別が大切です。

価値観や感覚は人それぞれに違う

全ての人を満足させることができないのはなぜか・・・となると、それは価値観や感覚が人それぞれで違うからだということになってきます。

例えば、僕は布袋寅泰さんのギターが好きなのですが、全ての人がそう感じるとは思いませんし、実際に全ての人が布袋さんのギターが一番好きとはなっていないはずです。

好みの差がありますから、それが自然です。

感覚や価値観が人それぞれで違うのですから、全ての人においての100点を導き出すことはできません。

全員の妥協点としての平均点を出しても満足はできない

全ての人の100点を導き出すことができないのだとしても、それでも1人でも多くの人の100点を導き出したいと思うのが日本人らしい感覚だと思います。

その最たる例が、「お客様は神様」や顧客満足度みたいな物差しです。

 

ただ、お客様を大切にするのは重要ではありますが、でも全ての人の100点を得ることはできません。
そこで次にとる選択肢が、1人でも多くの人の100点を追求するという選択肢です。

その結果、あのお客さんにもこのお客さんにも好かれようとして、誰にとっても無難な平均点の仕上がりになるというのがよくあるオチです。

 

平均点というのは”どこにでもよくある”ですから、わざわざ選ぶ必要がありません。

誰にとっても平均点ですから、誰も率先してそれを選びません。
それはビジネスとしては売上ダウンを意味します。

全ての人の満足を求めていくと平均点を出すようになり、結果、誰も満足してくれないから、誰にも選ばれない。

八方美人が好かれない理由そのものです。

誰のどんな満足を追求するのかという「戦略性」が大切

満足を追求することは大切ですが、”全ての人の”という八方美人感を出すと駄目になるというのがこの世の法則として存在しているようです。

そこで求められるのが、”誰を”という対象者を明確にして、そこから目を逸らさないことのようです。

ビジネスならそれはマーケティングを意味していますし、マーカティングは戦略策定の一部ですから、つまりは「戦略」を持つようにしましょうという事になってきます。

 

例えば、「大切にすべきは家族です」と決めたら、それを基準にすべてを取捨選択していく。

家族が大切で、それをないがしろにするような色々は排除する。
家族をより大切にできる要素はどんどん取り入れる。

そのような優先順位をつけて考えることが大切です。

 

これは他人を排除しようとしているようで、同じく家族を大切にしたい人からは理解を得られることになりますし、家族を大切にしようとしている人を理解し手助けすることもできるようになりますので、結果的に仲間を増やす事にもなります。

同じアーティストのファン同士が仲良くなるようなのとメカニズムは同じです。

大切なのは誰かを決める事で、結果的に良い循環が起きるようになります。

まとめ

八方美人になることは、結果、誰からも大切にされないという孤独な終わりになることが多いようです。

全ての顧客の満足度を追求すると企業がダメになっていく、その良い例が日本企業だよってことを戦略論の大家のポーター氏が自著の中で20年以上前に書き残しておられます。

全ての人から100点を得ようとする発想は、どんどん自分をダメにする悪循環に陥りますから、誰を大切にするのかを明確にすることが大切なようです。

 

個人的には、誰を大切にすべきかの1番は自分自身だと思います。

自分自身の好き嫌い、得意不得意、喜怒哀楽を一番大切にする。
そこが起点となって、他の人が持つ好き嫌い、得意不得意、喜怒哀楽を大切に扱えるようになると思いますしし、好きで繋がれる相手と出会うこともできると思います。

逆に言えば、嫌いと思ったこと、苦手と思ったことを変えようとしなくてもいいし、誤魔化したりもしなくていいと思います。

 

八方美人で生きようとしている人は、誰からも好かれたいのではなくて、嫌いや苦手と思う事や感じる事を徹底的に避けている生き方なんじゃないかな?とも思います。

そんなわけで、八方美人で生きるんじゃなくて、誰に好かれることが大切なのかを明確にして、そのために活きるという戦略性をもつことが大切なんじゃないかな?ってことを書かせてもらいました。

あなたの何かの参考になれば嬉しい限りです。