結果を出す
結果とは何かとなると、それは自分の建てた目標を達成することだと思います。
そして、その結果を得るためには、具体的な目標が大切だぞ!というTIPSもよくありますが、目標は目標達成と強い因果関係があるのかというと、それほど強くないんじゃないの?
目標は目標で大切だけど、それと目標を達成できるのか否かは分けて考えるほうが良いよねということが「ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣」という本に書かれていました。
読めば「なるほどね・・・」なんですけど、目標を達成できずに焦っている時は、その視点が欠けていることがあると思うんです。
つまり、目標達成できずに悩んでいる方は、この視点とそれに伴う行動によって事態を改善できるかもしれません。目標を達成できるかもしれません。
そんな事を書かせてもらいます。
結果を出すために目標よりも大切な1つのこと
結果を出すためには、目標設定こそが大切だ!という考え方もあり、それもある局面では一理ありますが、目標を達成するために必要なのは”仕組み(習慣)”にあるようです。
結果のための目標設定は最優先ではない
著名ブロガーのジェームズ・クリアー氏の著書「複利で伸びる1つの習慣ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣 」では、結果を出すために目標は最優先項目ではないとする考え方が書かれています。
その分かりやすい例として、「同じ目標でも、違う結果が生まれることがある。」と表現されています。
確かに、僕たちの身近でも多いですよね。
ダイエットをしたいと思った人の全てが同じ結果を手に入れるわけではないですよね?
望む結果を手に入れる人が居れば、望む結果を手に入れられない人も居ます。
どちらもダイエットをしたいと思っていたのにも関わらずです。
つまり、結果と目標は無関係とは言えなくても、目標達成にそれほど大きな役割を担ってないということです。
目標は方向性を示すためのもの
目標が無駄なものだという意味でももちろんありません。
目標は方向性を示すためのものです。
例えば、東京から大阪に行くという行動計画を建てた時、東京が現在地で大阪が目的地で目標となります。方向性を示してくれているのが目標です。
では、東京から大阪までどうやって向かうのか。
予算、時間等々を加味して、ベストの方法を選択して向かうことになるはずです。
ここで予算オーバーしたり、時間オーバーしたり、また予算や時間が足りないとなると、目的地に到達できません。
その選択と実行を間違えると、目標に到達できません。
つまり、結果を出すために大切なのは、目標に対する”手法”や”仕組”です。
実現するには日常のサイクル(習慣)を見直す
目標を達成するにはどうすればいいのか。
その視点に立って、何をどうすべきかをどんどん明確化していくこと。
そして、淡々と粛々と実践していくことが、目的に到達するためには不可欠で、最重要です。
それはつまり、習慣を変えることだよということが「ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣」では書かれています。(習慣本ですから当然の流れですが)
目標があるのなら、その目標に近づくために毎日やるべきことは何かを整理して、それを淡々と粛々と実践していく。それができれば、必ず目標に到達できますよとの事でした。
ダイエットをしたいと思うのなら、毎日の食生活を少し削り、運動を少し増やす。
それを繰り返していけば、結果はおのずとついてきますよね?
当たり前の事なのですが、目標を建てれば自動的に実現できるわけじゃないので、その当たり前をちゃんとやることが一番大切ですよ。
耳が痛いですが、確かにそうだな・・・と思える部分がおありではないでしょうか?
まとめ
目標を設定するのは、目的地を設定するのと同じです。
目的地が設定されていなければどうすればいいのかわからないし、何をもって成功と呼ぶのかもわからなくなりますから、目標を設定することは大切です。
しかし、目標を設定したら、自動的にゴールに到達できるわけではありません。
どのようにして目標に到達するのかという行動が必要になります。
行動がお粗末だと、目標に到達できなくなります。
その行動とは何かとなると、”仕組み”であるというのが「ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣」で書かれていることです。
ダイエットをしたい人なら、食事と運動のサイクルを見直して定着させることで達成できます。
この食事と運動のサイクルが”仕組み”の部分です。
そこが今までと同じままだったら、当然結果は変わりませんから、目標を達成できません。
だから、サイクルの見直しをしましょうねってことです。
サイクルの見直し、できてますか?