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人間関係の距離感が分からない状態を脱するための1つの考え方

距離感

その関係性が上手くいくのか、いかないのかを左右している感覚と言ってもいいかもしれません。

距離感が正しいと心地よい関係性となりますが、距離感が間違えていると悲しくなったり、しんどくなったりします。

良い距離感を掴み、それをコントロールできるようになれば、人間関係の問題やストレスは大きく軽減されることになります。

 

では、人間関係の距離感を掴むにはどうすればいいのか。
それは身近な定規を使いまわすことがコツのようです。

 

人間関係の距離感が分からない状態を脱するための考え方

距離を測る時には定規が必要です。
その定規は普段から使いなれた定規の方が使いやすいとも思います。

認知心理学者でありテキサス大学教授のアート・マークマン教授の著書「スマート・チェンジ 悪い習慣を良い習慣に作り変える5つの戦略」によりますと、人間関係には3種類の分類があるとされています。

この”3つの分類”を活用して見ると、距離感を掴みやすくなるかもしれません。

距離感には3つの分類がある

人間関係の距離感には次の3つの分類があるそうです。

  • 他人 … 全く知らない赤の他人
  • 隣人 … うっすらと互いを認識している他人
  • 家族 … 身内。代償や対価を求めない関係。

この3つの距離感に分けて考えてみることを軸にして人間関係を見て行くという考え方です。
生まれてから今までで、一番馴染みがある物差しだと思うのです。

大抵の人は他人です。
しかし、隣人と呼べる距離感に居る人たちが生きていく中で出てきます。それは誰か?

そんな視点で人間関係を整理していくことで、人間関係の距離感がつかみやすくなるはずです。

応用可能な距離感でもある

他人・隣人・家族の3つの距離感で人間関係を分類するという考え方は、少しひねって応用させてみるとより使いやすくなります。

 

例えば、友達を「他人・友達・親友」と3つに分けて、自分にとってそれは誰で、何が違うのかを考えてみると、整理しやすくなるはずです。

他にも、恋愛関係でも「他人・恋人・家族」や「他人・友達・恋人」などで応用して考えることもできます。

 

3つの段階があるのだとして、その3つの段階を自分で作ってみる。
その段階の違いを把握して、関係性の距離感を捉え直してみると、悩みの解決の一助になるかもしれません。

 

例えば、他人でしかない人のことを恋人じゃないことに悩んでいるのなら、その中間地点の友達になる方法を考えるほうが賢明です。

例えば、親友と思っていた人が相手からすれば友達だったということが分かったことにショックを受けているのかもしれません。

 

悩みの多くは、今の距離感と望む距離感の不一致です。
だから、まずは現状はどこかを知ること。

そうすることで、おのずと次にどうすれば良いのかが見えてきます。

信頼と社会的努力で変わることがわかる

距離感のグラデーションはどこに生まれるのか…を考える時に「スマート・チェンジ 悪い習慣を良い習慣に作り変える5つの戦略」ではこう定義しています。

  • 社会的貢献と信用によって変わってくる。

社会的貢献とは、地域のため、みんなのために何をしているのか、です。
信用は、言動の一致度合いです。

人間関係の距離感が近くなるほど、そのそれぞれが高まります。

家族の距離感は、家族のために多くの貢献を求められますし、互いを強く信用しています。
隣人の距離感は、隣人としての社会的貢献が互いにあり、信用をしている状態です。
他人の距離感は、信用が全くなく、その相手に対する貢献もない関係性です。

相手への貢献度と相手からの信用度が高ければ高いほど、距離感は近くなります。

これを1つの目安として、どうすれば縮まるのかなどを考える目安にしてみるとわかりやすくなるかと思います。

まとめ

人間関係の距離感を把握するために、まず、最も使い慣れた物差しを使ってみる。
家族、隣人、他人という、生まれてから今まで使ってきた物差しで、他の関係性を置き換えてみる。

そういった整理をせずに、全てをまぜこぜで同じ扱いをすることが混乱を招きます。

他人に家族のような関係性を求めたり、家族と思っていた相手が他人だと思ったいたとか、問題や混乱は望む関係性の不一致で起きがちです。

 

例えば、ビジネスではお客様の分類の仕方として、潜在顧客、見込み客、既存客という分け方がありますが、これはそのまま他人、隣人、家族の関係性です。

家族を大切にすることが生活の土台になるのと同じで、リピーターを大切にすることが企業の繁栄につながります。

見込み客が増えるほど売り上げが伸びる余地がでてきますが、そのためには他人が多いエリアに行くことが大切だという考え方はポジショニング戦略になります。

どんな隣人に囲まれるほうが良いのかは業界選びやターゲット層選びにも繋がります。

 

普段使い慣れている3つの分類で人間関係を分類しなおしてみることで、色々な事が見えてきます。

人間関係の関係性に悩んでいる時は、一度、この物差しを持ち出して測り直してみてはいかがでしょうか?