行動に移すべき
それは分かっている。
できることは全てやっているつもりだけど、なかなか行動に移せない。
精神科医の和田秀樹先生が書かれた著書「「あれこれ考えて動けない」をやめる9つの習慣 (だいわ文庫) 」によると、それは”一匹狼的な生き方”が板についてしまった結果、動けなくなっているのかもしれません。
一匹狼というのは、自由で気ままに動けるようで、周囲は敵だらけということでもあります。
だからむしろ動けなくなるようです。
そこに気づいて、一匹狼的な生き方を捨てることができるのかいなか。
それがあなたを行動ができる人に変えるし、行動を起こせるから未来はどんどん変化していきます。
行動に移せない人がまず着手したほうが良いこと
行動に移せない理由は、敵だらけのハードモードになってしまっていることが考えられます。
周囲が敵だらけだと少しの行動を起こすにも慎重になりますし、邪魔も攻撃も飛んでくる可能性がありますから、どうしても行動を起こしにくくなりますから、敵を減らすことがカギになります。
一匹狼は身軽なようで慎重さが求められる
群れたくないし、身軽でいたい。
そんな一匹狼的な生き方を好む人は多くいますが、この生き方を続けていくと、どんどん行動を起こせなくなります。
一匹狼ということは、周囲に仲間はおらず、むしろ同じ獲物を狙う敵でもあります。
だから、失敗は自分の命取りになる可能性もある緊張状態がずっと続きますから、行動を起こさないほうが良いという判断が多い生き方になっていきます。
行動をなかなか起こせないことで悩まれているのなら、自分は一匹狼になっていないのかを是非一度チェックしてみて、心当たりがあるなら、そこから脱することが行動を起こせるようになることにも繋がってきます。
敵を減らして味方を作る
行動を起こしやすくするためには一匹狼的なマインドは捨て去る。
周囲を敵として見るのではなくて、仲間や同志として関係を持つことを意識する。
チームを組むとか、組織に属するとか、そういう事をやりましょう!とオススメしているわけではありません。
あなたの想いや、あなたがやりたいと思っていることに賛同してくれたり、力を貸してくれる人を作ることを意識してみること。
それが結果的に行動の難易度を下げてくれることになるはずです。
例えば、あなたが苦手なことを得意としている仲間がいれば、その人のお陰で、あなたには弱点は無くなるということですし、それはつまり行動の成功確率が上がるということでもあります。
周囲と味方になるというアプローチが大切です。
想いを発信すること
一匹狼な生き方は、周囲が敵だらけだと思う発想ですから、身軽なようで、実は行動を起こしにくくなります。
失敗したところを狙われるのでは・・・と思うためです。
だから、一匹狼的な生き方は成功しにくい生き方でもありますから、出来る限り、周囲の人たちと連携して、互いを補完できるような関係性を作るほうが失敗確率は減りますし、仲間がいることで失敗を理解してくれるかもしれないという安心感を得ることもできますので、行動しやすくなります。
ただ、そのためには、寡黙なままでいるよりも、想いを言葉などにして発信することが欠かせません。
あなたが何を考えているのか。
なぜそれをしたいのか、何をしたいのか、どうしたいのか。どうなれば満足なのか。
色々な事をあなたの言葉で周囲に伝え続けることで理解者が増え、理解者が増えるほど、あなたの行動を支えてくれるようになりますので失敗確率が減ります。
今はSNSが進歩していますから、あなたの想いを伝えることでそれが響く方が必ず居るはずです。
想いを言葉にして発信し続けることが大切です。
まとめ
行動を起こせない理由はなぜか?という問いに対して、行動を起こしたくない理由は何か、行動を起こさないほうがメリットがあるとするなら、それはなぜか?という問いを建ててみる。
すると「そうする方が生存確率が高い」という判断が自然に為されているのかもしれません。
なぜ生存確率が高いのかというと、敵が周りに多いため。
つまり、一匹オオカミ的な生き方になっているから動けないということが可能性の1つとして考えられます。
もしあなたに思い当たる節があるのなら、そこを少し改めてみることが行動を起こせるあなたに変わるカギになるかもしれません。
急に仲間を増やせとか、媚びへつらいましょうという事ではありません。
あなたは何を考えているのかを言葉にして周囲に伝え続けてみることで、あなたの想いに同意してくれる人が1人2人と現れるかもしれません。
その方々と協力体制を作り、互いを補完しあいながら行動を起こすことができれば、成功確率の高い行動を起こせますし、失敗を回避したりもしやすくなるはずです。
少なくとも、一匹狼で居るままよりは動きやすくなるはずです。
だから、まずは自分自身が一匹狼になっていないか。
なっているのなら、それを変えるにはどうすればいいのか。
そこを意識してみる。
よければ参考にしてみてください。