伝える
それが相手の心を動かし、あなたを行動を共にしてくれるようになる。
これが1つでも多く実現すると、あなたの人生は必ず変わります。
かなり大きく変わります。
プライベートなら、友達や仲間を多く集めることができるようになり、あなたが実現したいことは多く叶えられるはずです。
仕事なら、お客様を集めるやすくなり、売上アップにもつながると思うのです。
伝え方1つで結果は相当変わります。
でも、そんな都合のいい伝え方があるのか?と思われるかもしれませんが、どうやらそれがあるようなのです。
その伝え方は、アメリカに初めての白人以外の大統領を誕生させるまでに至りました。
知っておいて損はないし、出来る事ならどんどん使っていくほうが良いとも思うんですてことを少し書かせてもらいます。
相手を巻き込む伝え方
「self us now 理論」という表現方法があります。
「プロセスエコノミー」という本がキッカケで知った理論なのですが、以下の3段階で構成されたメッセージは相手を巻き込む力があります。
- 私の事
- あなたの事
- だから一緒に今
この3段階で構成することで、一緒にやろう!という強い働きかけになるというもので、オバマ大統領が総理選のスピーチで用いていた理論として有名です。
古くはキング牧師の「私には夢がある」というスピーチも狙ったのかどうかは不明ですがこの構成に近いです。
相手を巻き込むメッセージを作る時にはとても効果的になるようです。
サイモン・シネック氏のゴールデンサークル理論
サイモン・シネック氏が唱えた「ゴールデンサークル理論」というものがあります。
伝わるメッセージと伝わらないメッセージの違いを分析したところ、伝わるメッセージは”why”から伝えているという法則性を示したものです。
例えとしてアップルが自社のPCのプロモーションでは
われわれは、すばらしいコンピュータをつくっています。
美しいデザイン、シンプルな操作法、取り扱いも簡単。
一台、いかがですか?
この順序で伝えていますし、だから心に響くのだそうです。
中でもメッセージで一番大切なのはwhyの部分で、これが先頭に来ることが大切なようです。
「self us now 理論」に置き換えると自分の事にあたります。
私はなぜそれをしているのか。これをまず伝える。
キング牧師が「私には夢がある」と、自分のこと、自分のwhyを先頭に持ってきたからこそ、あのスピーチは名スピーチになり得たのだと思います。
「意味」が差別化になっていく
「プロセスエコノミー」では、これからの時代は”意味”を明確にすることが大切だとしていて、その理由は、機能性を重視する時代が終わったためだとしています。
機能性を追い求める時代は、その機能をもつ商品やサービスを作り、市場に出すことが重要でした。でも、これを追求した結果、高機能低価格が極まりに極まってしまいました。
例えば、自動車は高燃費、高安全性、広々した車内空間…と車が出せるポテンシャルを限界まで引き出し、なおかつ、価格を抑えるという高機能低価格の競争が続いています。
この競争の勝者は基本的に一人しかいません。
自動車の機能性を欲する消費者は、一台の自動車があればそれで事足ります。
では、2台目、3台目と所有する人はどんな人か。
基本的には車が好きな人です。
その車が好きな人たちはなぜ2台目、3台目に興味や関心をそそられるのかというと、その車のもつ背景に惚れているからです。つまり、その車の持つwhyに惚れています。
フェラーリが好きな人はフェラーリにまつわるエピソードが好きですし、旧車が好きな人は、その旧車の持つ背景やこだわりが好きなのです。
機能性として見たら、それらよりも優れた車が他にあることは重々承知しているのです。
機能性としてその車に惚れたのではなくて、こだわりや背景などのwhyの部分に惚れたのです。
つまり、whyは差別化にもなりますし、手元に置きたい理由にもなるのです。
まとめ
伝える時には、まず何よりも自分の事を伝える。
伝えるなら、「なぜ?」を伝える。
そうすれば、あなたのメッセージは相手の心に強く響き、相手を動かすことができるようになります。
ただ、自分の事を自分の言葉で素直に表現するというのは、簡単なようで難しいものです。
だからこそ、いきなりフルスロットルで実践するよりも、少しずつ何気ない瞬間に実践して自分自身を慣らしていってみてください。
きっといい結果に繋がると思いますよ。