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罪悪感の正体を知るための1つのコツ

罪悪感

感じたい人は居ないと思いますが、望む望まないに関わらず、不意に自分自身を支配することがある感覚の1つです。

そして、自己嫌悪に陥って、自分を大切に扱えなくなる…という悪循環に陥ったりもしてしまいます。

 

そんな罪悪感、なぜそのような感情が存在しているのでしょうか?
自分にとってはマイナスにしかならないはずなのに、全ての人に標準装備されています。

その存在意義のようなものを探ると、それはあなたが真面目である証として存在しているようです。

罪悪感の陰にはあなたが大切にしたいと思っている事が眠っていたりします。
それを見つけるために、その在処を教えてくれる役割が罪悪感かもしれません。

 

その大切な何かを見つけることで、あなたは一回りも二回りも成熟した人間になり、さらに魅力的な人へと進化することができるかもしれません。

 

罪悪感の正体を知るコツ

罪悪感を知ることは、あなたを大切にしていることを知ることにもなります。
なぜなら、罪悪感はあなたの大切にしていることから生まれているためです。

認知心理学者でありテキサス大学教授のアート・マークマン教授の著書「スマート・チェンジ 悪い習慣を良い習慣に作り変える5つの戦略」によりますと、こう書かれています。

誘惑がストップシステムを打ち負かした時に強い罪悪感を生む

155頁

禁止していることを誘惑によって破ってしまった後悔が罪悪感のようです。

そこを理解することで、罪悪感との向き合い方や罪悪感の中にあるあなたが大切にしている何かを見つけることもできるようになるかもしれません。

罪悪感は約束を破ったうしろめたさ

罪悪感とは何かの専門的なことは心理学の先生方の専門的な記事や書籍を読んでいただくことが一番良いのですが、一応僕が心理学などを学んだ上でのすごく大雑把な捉え方として言えるのは、”約束を破ったうしろめたさ”が罪悪感です。

約束を破った?誰と?となると思いますが、その対象は自分自身です。
「この約束は大切にしたい」と自分で決めたことを破ったことです。

自分で決めた大切な約束を自分で破ってしまったことの後悔や後ろめたさが罪悪感です。

誘惑に負けたことで芽生える

自分の決めた約束を破ってしまったことで芽生える後ろめたさが罪悪感なのだとしたら、なぜ破ってしまったのか。

実は、この破ってしまった理由が、自分で納得のいくものや合理的なものであればそれほど後ろめたさはなかったりします。
約束を破るに値しないようなことなのに、破ってしまったということに罪悪感を感じやすいようです。

例えば、禁煙生活を継続出来ていたのに、お酒が入り、周りから「一本ぐらい吸ってもいいんじゃないの?」と言われたことに看過されて吸ってしまった。

絶対にしないと決めているようなことを、簡単な誘惑によって破ってしまった時に罪悪感を感じてしまいます。

悪循環の正体も罪悪感ということも

今起きている悪循環も、その元を辿れば罪悪感が正体だということもよくあります。

自分の決めた約束を破ってしまった自分なんてちっぽけでダメな人間だ…と思ったことによって、どうにでもなれ・・・となり、どんどん自分を軽く扱う行動を取るようになります。

 

例えば、禁煙を頑張っていたけど、1本吸ってしまったことで罪悪感を抱いたとします。
禁煙を再度頑張ろうとすると1本吸った罪悪感がチクチク刺激されます。なぜ吸ったんだ?あの時に吸わなきゃよかったのに…と。

自分がいかにダメなのかを刺激されるような気がするので、禁煙生活を継続できなくなり禁煙を断念してしまうということもあります。

実際に心理カウンセラーの方の記事などを読むと、悪循環を紐解くと、ちゃんとやろうとしたことを守れなかった罪悪感からそれが始まっているということは意外とよくあるそうです。

まとめ

罪悪感は、大切にしている何かを守れなかった時に芽生えます。
それが小さなことであったとしても、守れなかった時には罪悪感につながるようです。

 

例えば、ベジタリアンの方が、知らず知らずのうちに動物性の食品を口にしてしまっていた事を知った時には激しく後悔し罪悪感を抱くはずです。

それは動物性の食品を食べないと決めたことを自ら破ってしまった事への後悔です。自責の念です。
それだけ真面目に真剣に取り組もうとしていたからこそ抱く後悔なのです。

 

あなたが罪悪感を抱いている何かがあるとしたら、あなたは真剣にそれを守ろうとしたという光の部分があるから罪悪感を抱けるのです。その光の部分は何かを知ってみる。

あなたの良い一面がそこには眠っているはずです。

 

そして、人間は完璧じゃないことを許してみましょう。

100点がいつも取れればいいのですが、それはまず無理です。
平均90点でもすごいし、80点でも立派です。

自分に少しやさしくなってみましょう。

 

そうすると、残るのは、罪悪感の陰にあった、あなたが大切にしたいことや本当の魅力です。

例えば、禁煙を頑張ろうとするのも、突き詰めると、自分を大切にしたいからです。
そんな風に思っている自分に気が付いていないから、罪悪感がそれをお知らせしてくれています。

 

そういう見方で罪悪感と向き合ってみると、罪悪感は決して悪者ではなく、悪役を演じているだけの良い奴だと思えてくるはずですよ。