読書メモブログ

読書して思ったこと・分かったこと

良い失敗と悪い失敗の違い

失敗はダメなことだ

そういう空気を感じる事ってありませんか?

日本は特にそういう空気を感じやすい国だと言います。
自責、他責が激しいお国柄だぞと。

 

でも、失敗はダメなことだからそれは仕方がないのでは?となると確かにそうかもしれません。
その通りではあるのですが、この世に失敗をしない人間は居ません。

失敗を責めるその人も失敗をした事がある人なのです。
だから失敗を責めるという行為は最後は辻褄が合わなくなります。

 

では失敗にどう向き合えば良いのか・・・。
スマート・チェンジ 悪い習慣を良い習慣に作り変える5つの戦略」という本によると、失敗を良い失敗と悪い失敗に分けて考える事からスタートさせてみると良いかもしれません。

そこを分けることで、責めるべき失敗は何か、歓迎すべき失敗は何かを把握して、成長につなげていくことができるようです。

 

良い失敗と悪い失敗の違いはどこにあるのか

認知心理学者でありテキサス大学教授のアート・マークマン教授の著書「スマート・チェンジ 悪い習慣を良い習慣に作り変える5つの戦略」では、こう書かれています。

よくないのは系統的に失敗する場合だ。つまり同じ目標や課題に繰り返し失敗することだ。

31頁

要するに、何も変えずに同じ失敗をするというのがダメだってことなんです。

(耳が痛くてちぎれそうです)

失敗がダメってことじゃない

失敗そのものはダメということではなくて、むしろ歓迎すべき失敗、体験すべき失敗というものが必ずあるそうです。

それはリソースの限界を知り、ブレイクスルーしてワンランク上の解決法を見つけるためには欠かせないそうです。

ただ、同じ失敗を何度も繰り返すことはダメだぞって事でした。
同じ目標、同じやり方で失敗するのは、失敗すべく失敗しているのであって、そこから何も得られるものはない。強いて言えば、そのやり方ではやはり失敗するということだけを学べるだけです。

その手の失敗は一度、多くても二度で十分だよってことでした。

修正するというプロセスが大切

「失敗をするのは悪くない、同じ失敗がダメ」ってことは、こういう事が言えると思うんです。

失敗を失敗のままで終わらせないプロセスが不可欠

失敗をしたら、それはなぜ失敗となったのか、また、どうすればよかったのかを考えて、反映させる。失敗よりもそのプロセスそのものが大切なようです。

 

受け容れるべき失敗、歓迎すべき失敗として、計画と実行がかみ合わなかったケースの失敗というものがあると書かれています。

「計画ではいけると思ったけど、やってみたら色々と不足があって無理でしたわ~」

みたいなのはむしろOKだ!と。

把握しているリソース、計画力、実行能力の等身大が見えてくるので歓迎すべきで、そこを乗り越えるにはどうすればいいのだろう・・・という所で、成長や発見があるとされています。

これもなんかわかりますよね?

自分の実力と残されたリソースで次の試験でいい結果を出すには・・・と計画し、それが上手くいくのか行かないのかの結果が出る。うまくいかなかったとしても、それは決してマイナスなのではなくて、与えられているリソースと努力量や方向性がかみ合ってなかったのだと分かる。

だから改善して、次の試験に反映させることが出来たりします。

主体的に意識的に行動する

良い失敗と悪い失敗があるとして、それを見極めるために大切なのは、”主体性”なんじゃないかな?とも思うのです。

ただなんとなくやってみた。
なんとなく結果が出た。

これではそこから学びを得て次回に活かすことはできず、失敗をしても改善のしようがないと思うのです。

どんな目標で、どんな手順で・・・を最低限把握していなければ、何をどうすればいいのかが分かりません。

だから、主体的に自覚を持って計画を建てて、手順を意識しながら行動するということが最低限大切なんじゃないかな?とも思います。

 

見方を変えると、無計画、無自覚にやることは今後に何も活きないのでもったいない事なのだという失敗を一度経験することも、良い失敗と言えるのかもしれませんが。

まとめ

失敗を全て悪だとしてしまう考え方もありますが、実際はそうではありません。

失敗にも良い失敗と悪い失敗がありますので、良い失敗を多く経験して、歓迎する考え方を採用していくほうが良いと思うのです。

ではその区分けをするにはどうすればいいのか・・・となると、「同じ目標、同じ課題での失敗を繰り返さないこと」です。

一度の失敗から学び、改善することが大切なので、同質の失敗は避けましょうという考え方です。

 

もしあなたが自分自身の失敗や、部下や仲間の失敗を怒ったり責めたりすることがあるのなら、同じ課題や同じ目標、同じやり方で失敗した場合に限定してみると良いかもしれません。

失敗かな学ばないことが大失敗なのだぞ!と。

 

僕も自分自身にもそう言い聞かせて、少しずつ改善していきたいと思います。