読書メモブログ

読書して思ったこと・分かったこと

テクニックやスキルなどの戦術だけが磨かれるのは超危険

失敗した・・・

それはテクニックやスキルが不足していたからだと思った。
だから、テクニックやスキルを学ばなくては・・・と自然と思うようになっているのはいつからだろうか・・・。

でも、この考え方が失敗を繰り返す原因になっていて、なんなら、その思考が”失敗をわかりにくくさせていた”ようです。

テクニックやスキルを見直す前に、もっとやることがありました。

 

戦術だけが磨かれる危険性

USJのV字回復を実現した森岡毅さんの著書「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方」の中で、戦略と戦術、どっちが大切?という時に、「戦略ですよ」ってことをとても分かりやすく書かれていました。

戦略と戦術のどちらが大切かという問いは戦略系の著書に当たり前に書かれていることなのですが、たいていは戦略が上位で戦術が下位だからという回答に終始されています。

ところが、森岡さんの説明はそれとは一味違っていて、それがとても印象的でした。

戦略と戦術、どちらが大切なのかをマトリクス方式で考える

戦略と戦術を考える上で、次のようなマトリクスを用いるとよりその重要度がわかりやすくなりますし、戦術だけが上手く機能してしまうことの危うさもわかります。

  戦略が悪い(ない) 戦略が良い
戦術が良い
戦術が悪い(ない)
  1. 戦略も戦術も良い … ベストな状態
  2. 戦略は良いが戦術が悪い … 方向性は良いが目先の方法論が違っている
  3. 戦略は悪いが戦術が良い … 方向性が悪いが目先の方法論の成果が出ている
  4. 戦略も戦術も悪い … ダメダメな状態

戦略と戦術の良しあしをマトリクスにすると、この4つのパターンがあります。

 

この中でもっとも危ないのが3です。
戦略が悪いけど、戦術が機能しているので目先の成果は出る状態です。

戦略も戦術も悪い4は、戦術が機能していないのですぐに立ち止まることができ、そこで戦略のミスに気付くチャンスがあります。2も同様で、戦術が機能していないので、そこで戦略の再点検のタイミングがあります。

でも、3は戦術が機能しているので、上手くいっていると錯覚してしまいやすいのです。
だから、3の状態にある人が失敗に気づく時はかなり間違った方向に進んだ後になります。

 

戦術とはいわば方法論で、テクニックやスキルに該当する部分です。

テクニックやスキルを身に付けて、それに磨きをかければかけるほど、戦略のミスに気付きにくくなり、戦略の間違いに気づいた時には取り返しがつかない状態になっていることもありますから、戦略をとにかく重視して、丁寧に計画を建てていきましょうってことになるんだよってのが、本に書かれていることです。

戦術だけを考えすぎて失敗してきた日常的なこと

とても勉強になったな~ためになったな~って思ったと同時に、テクニックやスキルに傾倒しすぎて、間違った成果を手にすることも多かった過去だなとかも思ったんです。

戦略やマーケティングをもう少し意識して日々の行動を積み重ねていけばよかったなとつくづく思います。

口説き落とすための方法論にハマる危うさ

女性にもてたいってのは多くの男性が本能的に抱く欲望だと思いますし、例外なく僕もそれを抱いているわけですが、そのための方法論として口説きのテクニックやスキルに傾倒していた過去は、今から思えば違ってたな~とも思ってます。

どうすれば女性を落とせるのかって記事とかを目を皿にして読んでいましたが、違うんですよね。

 

それ以前に、どんな相手とどんな関係性を作りたいのかというゴール設定がまずありきで、そこの向かうには…を考えた上で、その相手とのコミュニケーションスキルを身に付けるという方向で考えないと、イケなかったな…と思ってます。

自分にとって望む未来を描けない相手でも、とにかく数をこなすんだとばかりにテクニックを磨き続け、下手にそれが成果を挙げてしまうと、間違いに気づけず、互いに幸せにもなれずで大切な時間が超絶無駄になる可能性があることを痛感しています。

人生と仕事もそういう事かもしれない

仕事というもの1つとってもそういう事が言えるかもしれないなとも思っています。

仕事というものは生活の糧を得るための手段ではありますが、嫌な仕事であってもお金のためにやるんだってなると、不幸な環境の沼にハマっていきます。

 

自分がその仕事を通してどんなキャリアを描きたいのかという戦略で、お金を得るための仕事というのは手段としての仕事で、いわば戦術としての仕事です。

戦略がなくて、戦術だけがある状態は、一見すると上手くいっているのですが、到達する未来は望まないものであることが多いので、望まない未来に後戻りできないレベルで到達したときに、「間違った」と気づきます。

 

これが稼げない仕事をしているとなると、これでいいのか?を考えるタイミングがいくつもあり、そのタイミングで戦略の見直しが出来ます。

「自分はこの仕事がしたいんだから、今はこれでいい」と思えるのなら、テクニックやスキルが身に付いて稼げるようになった時には、望む未来に到達できるはずですし。

まとめ

戦略と戦術の関係性をマトリクス形式で見ることで、戦略の大切さに気付く、もしくは戦術が機能しすぎることの弊害があることを知るという考え方も大切だし、面白いなと思ったので忘れないために書いてみました。

戦略は超大切で、戦略がすべてだと断言する有名投資家さんも居るぐらいですしね。

そういう意味では、全然戦略的思考ができてなかった~って超絶反省しています。

 

例えば、こういうブログ運営1つをとってもそうですよね。

  • 記事には網羅性が大切だ
  • 毎日更新だ、いや毎日更新はしなくていい

色々と言われてますが、それらは戦術レベルの話です。

戦略が良いモノじゃなければ意味も価値もゼロになりますから、良い戦略を持ってブログ運営をしなくちゃなんですが、まあ、その戦略が皆無に近いんですよ。

このブログ自身、なんの戦略性もありませんし・・・。
ちょっと考えながらやらなくちゃですね。

 

そんなわけで、戦略と戦術があり、戦術が変に機能しすぎるほうが実は一番危ないということを書かせてもらいました。

あなたのお役に立てる部分があったのなら嬉しい限りです!