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【書籍】プロセスエコノミーの感想

 

プロセスエコノミーの内容

これからの時代は、”結果”を売るのではなくて、”経過”を売るようになる。
そんな新しい時代のコンセプトについて、わかりやすくまとめられている一冊。

事実、ただの机上の空論ではなく、キングコングの西野氏はこのプロセスエコノミーを地で行くような活動をしています。

デジタルがそういう社会を実現していくそうです。

そんな「プロセスエコノミー」の中で特に印象的だった部分をいくつか紹介します。

アウトプット→プロセスに価値は移っていく

今までは”完成品”にこそ価値がありました。
だから、完成品を得るために対価を支払っていました。

しかし、これからは経過という体験に対価を払うようになっていきます。
これは、成功という一方の結果のみを手に入れようとする行為ではなくて、失敗をも含めて味わいたいという新しい時代の価値という見方ができます。

役に立つ→意味があるが重要になる

完成品を求める時代は、その”機能性”にこそ価値がありました。
言い換えると「役に立つ」ということにこそ価値がありました。

そして、モノ余りの時代、不足している機能はもうありません。
機能を全面的に出して売り物にするには不向きな時代になっています。

今は、それが持つ”意味”に価値を見出してもらう時代になっています。

正解主義→修正主義

正解を出すことがこれまでは求められていましたが、今は正解を出すことよりも、直ぐに修正すること、修正できることに価値を求められています。

今日と明日、答えが変わることもある時代です。

それに対応すること、どんどん手直しをしていくことにこそ価値がある時代です。
カスタマイズ可能であることが価値を持つということでもあります。

self us now 理論

「私と、あなた。一緒にやりましょう」
そんなコンセプトが重要になっている時代でもあります。

私はこうしたい、あなたも今までこうしてきたはずだ!だから一緒にそれを作っていきましょう。

みたいな考え方です。
オバマ大統領がスピーチの中に多用していた理論として有名ですが、この一緒にやりましょう!という共に作り上げていくという意識が大切になってきています。

プロセスエコノミーの感想

すごく軽い内容の本なんだろうな…と思って読み始めた一冊ですが、その印象を大きく裏切られるような内容でした。

つまり、良い本だったのです。

これからの時代は”経験”、”体験”が大切だと言われていますが、それがどういう意味なのかが分かりにくいかのような印象を持つ人も居るかもしれません。(僕は分かりにくいな…と思ってました)

その経験や体験とは、共に作り上げることだと定義すると、なるほどと合点が行く部分があります。
言い方を変えると、”参加する”時代が来たということなのだと思います。

そういう見方をすると、ヒットコンテンツには参加型が多いようにも思います。

例えばUSJはホラーナイトと題したゾンビから逃げるイベントが大ヒットしていますし、youtubeではゲームをクリアするところを一緒に見守るという配信スタイルもウケてます。

参加して成功も失敗も一緒に味わうことがこれからの時代には大切で、その背景にある理論のようなものを学べる一冊でした。

オススメです。