不安で動けない・・・
そんな状態を脱するには「行動を起こす」ことが第一ではあります。
行動を起こすと不安は消えていくものです。
でも、行動を起こしたら不安がゼロになるのか…と言えば、そうじゃないかもしれません。
行動は常にたとえ薄くても、つきまとうものです。
だから行動を起こしても継続できない・・・となるとしたら、考え方が少し間違っているのかもしれません。
考え方を少し変えるだけで、今より動きやすくなるかもしれませんよ。
動きやすくなりますから、あなたの恋の悩みが軽くなり望む状態へ一気に近づいたり、仕事の次の一手がスムーズになり、大きな成果を挙げることになるかもしれません。
そんな未来を手に入れるには、次のような意識の変化がカギを握ることになるかもしれません。
不安な状態から安心できる状態に移行するためのコツ
不安から安心できる状態に移行したい。でも、なかなか不安が消えない。
精神科医の和田秀樹先生の著書「「あれこれ考えて動けない」をやめる9つの習慣 (だいわ文庫)」によると、完全を求めているから不安が消えないのでは?という指摘をされています。
そんな状態を脱するためにまず試してみてほしいのが「完全を求めているのではないか?」という自問自答です。
完全を求めてしまうと、不安はなかなか消えません。
そして、完全を求める今のあなたの状態を脱するためには「安全」を意識することのようです。
「安心」とは「完全」であることだという勘違い
安心できる状態とはどのような状態なのか。
それがもし「完全」な状態であることを目指しているのなら、なかなか心が安定せずに苦しい状態が続いていると思います。
「完全」を求めると、なかなかそれが実現することはありませんから、常に不安が付きまとうことになります。
大切なのは、「完全」を諦めて「安全」を得られる状態と環境を作ることです。
安全の中でトライする
「完全」を捨てて、「安全」な環境や状況を作ること。
その意識を持つことで、安心して行動することができるようになります。
「完全」を求めるという思想は「絶対に失敗しない状態」を手に入れることを意味していると思いますが、人間の行うことで絶対に失敗しない状態を手に入れるのはとても難しいです。
そこを追い求めるのではなくて、失敗してもダメージが少なくて済む環境とは?を考えて、それを作るために試行錯誤をしていく。
失敗をすることもある前提で、その失敗を吸収できる状態を作ることが大切です。
自分のセーフティーゾーンを知る・広げる
自分が安全と感じるのはどの程度の広さなのか。
これには個人差があります。
例えば、モテモテな人なら1人や2人にフラれたとしても次がありますからダメージは少なくて済みますが、非モテな人なら可能性がある1人はどうしてもモノにしたいと思うはずです。
失敗を吸収できるセーフティーゾーンは人によって違います。
そのゾーンの広さを把握して、その中でトライすることが大切です。
非モテだな・・・と自覚するなら、いきなり告白するのではなくて、好意を軽く示してみて、相手の反応を見て様子を探るようにする、みたいな。
同時進行で、そのゾーンを広げるために、自分に磨きをかける努力も並行で進めることも欠かせません。
セーフティーゾーンはどの程度の広さなのかを把握しつつ、そのセーフティーゾーンの中でトライを重ねてること。そして、広げる努力もする。
「安全」の外でのチャレンジを避けることが「安全」を感じるための考え方の1つです。
まとめ
不安で動けないのだとしたら、まず自問自答してみてほしいのが「完全」を求めすぎていないか?ということです。
絶対にうまくいく、絶対に失敗しない、みたいな、”絶対に”という言葉が頭につく状態を望んでいるのなら、それがあなたを苦しめている可能性があります。
完全な状態はこの世にまず存在しませんから、完全じゃないことに不安になるのは当然です。
だから、完全を求めるのではなくて安全を求めてみる事。
自分の安全な範囲でトライする意識で一歩を踏み出してみる事。
例えば、告白して振られるのが嫌だと思うのなら、告白をする手前の段階まで行ってみる。
好意を伝えるだけでもいいし、いつもより笑顔を多くするだけでもOKです。
伝わらないかもしれませんし、気づいてもらえないかもしれませんが、「今は伝わらない」「今は気づいてくれない」という事が分かっただけでも大きな前進ですし、告白するという大博打に打って出るよりもダメージは少なくて済んだわけです。
自分が安全だと思える範囲でトライを繰り返すだけでも、何もしないより圧倒的に前進できます。
それを繰り返し、なおかつ安全な範囲を広げつつ、トライを繰り返していく。
結果、告白が成功できる位置にまで進めるようになるかもしれません。
そんな風に一歩ずつ、一段ずつ進んでいく意識を持つことで、不安は今より小さくなるはずです。
よければ試してみてください。