「すぐやる人」の読書術の内容
読書からの行動頻度を高める読書法
「良い本を読んだな~」で終わらせてしまう。
これではどれだけ本を読んでも何も成果は得られません。行動に変化がないためです。
学びを活かして行動を変えてこそ結果が変わりますので、成果につながります。
では、どうすれば読書から行動へと移行する確率を高めることができるのか。
そこに重点を置かれた書籍になっています。
感情の変化=行動のシグナル
読書から行動に移行できない人は、なぜ移行できないのか。
逆に、読書から行動にすぐに移行できる人はなぜ移行できるのか。
その違いは、”感情の変化”が起きた時のリアクションの違いであるというのが、本書の中で書かれている中で最も重要なポイントかもしれません。
「こんなやり方があったのか!」などと本を通して学んだ時に、即座にその興奮に後押しされるように行動を起こせる人が、読書を行動に起こせる人。
「こんなやり方があったのか!」と同じように興奮を感じたとしても、ひとまず読み終えなくちゃ!とそこからも読書を続ける。
そして、読み終えた時にはさきほどの興奮は冷めており、なおかつ、読み終えた満足感でいっぱいになっていて、行動を起こすモチベーションが湧いてこない・・・。
これが読書をしても行動に起こせない人の違いである。
だから、興奮を覚えるような一文や知識に出会ったのなら、その興奮を糧に行動に移しましょう!
そして、それはこんな行動がいいんですよ、こんな行動もアリですよ。
そういう具体例が書かれているのが「「すぐやる人」の読書術 」です。
インプットとアウトプットの間隔を狭くする
本を読んでいる時に、興奮を覚えるような一文に出会えた。
そこで即座に行動を起こすことが大切であると本書で強く訴えかけていますが、要するインプットとアウトプットの間隔を狭くすることが読書から行動に移すための成功パターンだとされています。
例えば、「本に思った事を書く」「ノートにメモする」などのちょっとしたアウトプット行動であってもいいのです。
読書をしている最中に感情が動いた瞬間に行動を起こせば、インプットとアウトプットの間隔は限りなくゼロですし、アウトプットすることで記憶にも残りやすくなります。
記憶に残りやすくなりますから、読書をして新しい学びを得るという目的の達成にもなっています。
今思ったことを読んだ後にメモしよう・・・と思ってしまうと、その”思ったこと”が思い出せない、だからメモにも残せない・・・と、結局何も学びを得ずに終わってしまうこともありえます。
良い文に出会った瞬間に行動を起こしていれば、そのような事は絶対に起きていません。
インプットとアウトプットの間隔を限りなく短くすることが、読書を行動に移すための成功法則なのです。
僕の場合は、それがこのブログに記事を書き記すということでもあります。
読みながらメモを取り、そのメモを頼りにブログ記事としてまとめていくことをパターン化しています。
そうすることで学んだ内容を自分の中に定着させることに成功していると感じています。
おわりに
「読書をしても、何も行動を起こせずに終わってしまっている・・・」
そんな悩みを抱えている方、そこから脱したいと思っている方には、是非一度「「すぐやる人」の読書術 」を読んでみてほしいと思います。
今のままの読書スタイルを続けると、読書にかけるコストが無駄になっていますから、読書がただの浪費になってしまっているはずです。
読書を浪費から投資に変えるためには、学んだ内容から何かのリターンを得ることが重要で、そのリターンは行動の変化によって生まれます。
例えばそれは、「良い本かもしれないので、また今度見かけたら買おう」と先延ばしにする人と、「いい本なら、一度買ってみよう」「今はお金がないからお気に入りリストに入れておこう」という行動を即座に起こせる人、成長するのはどちらなのかという部分にも現れていると思います。
そういう事を教えてくれている本でもあります。
読書から学びを得たい、行動を変えて成果を挙げたいと思われているのなら、是非一度手に取ってみてください。