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【書籍】遅読家のための読書術の感想

遅読家のための読書術の内容

読むのが遅い遅読家だった著者が、今は月に70冊の書評を書くレビュワーとして活躍されています。

その大変身ぶりの背景にあったのは何か…それは「読み方を変えた」という一言に尽きるようです。

何をどう変えたのか。
それが学べるのがこの「遅読家のための読書術」です。

遅読家は遅読家の考え方・読み方をしている

遅読家に共通する特徴として次のように著者は述べておられます。

遅読家は読書に対する真面目さを捨てきれてない

真面目なのはとても良い事なのですが、その真面目さが読書は一字一句残さず、一行目からシッカリ読まなければいけないという思い込みにつながり、それが読書スピードが上がらないという結果に繋がっているという考え方です。

遅読家は、まずその真面目さを捨てる勇気を持つことが大切で、その勇気を持つことができれば、遅読家卒業と言ってもいいぐらいです。

 

でも、それを決断するには、「そんな事をしては、本の内容を理解できないのでは?」という不安に駆られてなかなか決断することができないはずです。

しかしそこについても、次のように断言されています。

シッカリ読んでも、忘れることの方が多い

丁寧に読んだつもりでも、その内容を余すことなく100%覚えているのか・・・というと、大抵の人はそうではないはずです。ほとんどが忘れてしまっているはずです。

ほとんど忘れてしまうのなら、大幅に大胆に、そして、読むべき個所に厳選して読んでしまえばいいのではないのか?

その本の中の貴重な1%だけを血肉にすればいいのでは?

そういう考え方にシフトすることができれば遅読家から卒業することもできますよってことで、その読み方について詳しく解説されています。

遅読家から卒業するためのポイント

書評を書くつもりで読む

著者が書評家ということもあり、だからこそ提案できる読み方でもありますが、書評を書くつもりで本を読むというスタイルを著者は強く推奨しておられます。

読んだ本について、どう伝えれば伝わりやすいのか。

どの部分が重要で、なぜ重要と感じたのか。
どの表現に衝撃を受けたのか、なぜ衝撃を受けたのか。

そういった事を伝えるつもりで読むことで、内容を自分の中に定着しやすくなるのでお勧めですよとされています。

引用したい部分をメモする

書評家のように読書をするという読み方の肝となるのが、”後々で引用を用いるつもりで読む”という読み方にあるかと思います。

この本のこの部分が印象的だったと言う部分をシッカリと記録し、それを用いて、誰かに話したり、ブログ記事にしていく。

このスタイルを強くオススメされています。

引用したい箇所を残していくことによって、その引用を後日見返すことで本の内容を思い出すキッカケになったり、引用したい箇所を用いながら誰かに話したり、文章にして伝えることで、説得力が増しますので、強くオススメされています。

ここはさすが人気書評家だな・・・と感じさせてくれるポイントでもありました。

というわけで・・・

人気書評家が書いた読書本「遅読家のための読書術」について解説をさせていただきました。

速く読むためにはどうすれば良いのかという方法論の骨格に関しては、他の同様なテーマの書籍と同じです。

ただ、書評家としての着眼点だな・・・と感じたのが”文を積極的に引用する”という個所です。

アウトプットするつもりで本を読むこと、ブログ記事に書評を残すことが大切だと述べる書籍は数多くありますが、その方法論に一歩踏み込んでいるのは、今僕が読んだ限りではこの本だけだと思います。

書評をブログに残していきたいと思っているあなた(そして僕)のような方には、”引用”への認識を改め、どんどん活用していくためにも一読しておく価値はある本だと思います。

 

遅読家のための読書術