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【書籍】知的生活習慣の感想

知的生活習慣の内容

知識や思考との向き合い方・付き合い方

知識や思考について、どのように向き合っているのか、どういう意識で接しているのかがまとめられている一冊です。

”習慣”と銘打っていますが、肩肘張った習慣という意識ではなく、”いつもこうしています”という日常的な緩い取り組み方というニュアンスが強い表現として用いられているようですので、習慣を習得するための一環としての本としては相応しくないようです。

ただ、次のようなポイントが一貫して貫かれていますので、知識偏重な世の中に窮屈さを感じている方には是非一読をオススメしたい一冊です。

最も大切なのは”生活”

知識が大切だとする考えは日本に深く定着してしまっています。
知識を持つ人が立派であり、少年期は知識を得るための行動のは他の全ての活動よりも優先するといった価値観の中で育ちます。

しかし、知識第一主義な生き方は大間違いである。

一番大切なのは生活。
生活が最優先であり、生活をよりよくするために知識がある。

そういう考え方が貫かれている一冊です。

知的生活習慣の感想

知識人として有名な外山滋比古先生の知的な表現があちらこちらに出てきます。

”知的生活習慣”と銘打っていますから当たり前のようではありますが、意外なほどに、知識偏重な日本の現状を憂いている内容となっています。

沢山の知識を得たからといって、それが何だ!?といった感じです。
考えることを放棄してしまっているのなら何も価値がないし、考えることを放棄するために知識を詰め込むのなら、それは人間ではないと言わんばかりの勢いです。

 

それを読んだ瞬間は、「外山先生は頭がいい人だからそういう事を言えるのであって、凡人のような僕には知識を詰め込むことは大切なことだ」と思いました。

しかし、外山先生の言いたいことが、生活が一番大切なんだ!ということが大前提にあることを読み進める中で理解でき、なるほど!と思いました。

難しい数式を知っていたとして、それが何だ?
それを生活の中に落とし込んでこそ価値があるのだから、生活の中でそれを活かすために頭を使え!

そう言いたいのだと理解できました。

 

生活が一番大切なんだ。
それを一番に考えて、より良くするためにどうすればいいのかを考えることが、知的生活なんだ。

その一文を理解できただけでも、僕には読んだ価値が十分にある一冊でした。

知識人、外山先生せんの頭脳の片鱗に触れてみたいと思われるなら、是非オススメしたい一冊です。