「あれこれ考えて動けない」をやめる9つの習慣の内容
動けない自分を変えるためのコツ
タイトルにありますように、動けない自分を動ける自分に少しずつ変えていくための考え方が紹介されています。
著者が精神科医でありながら、映画監督などの色々な分野にチャレンジを繰り返している人でもあることから、挑戦するためにはどう考えればいいのかを具体的に教えてくれています。
一部を紹介すると次のようなことが書かれています。
行動に繋がらない失敗に対する捉え方
行動を起こせない人の本音を探ると、失敗することの恐れから来ていることが多くあります。
失敗をすることは人間なら誰にでもありうること。
なのに、なぜそんなに失敗に過敏になり、失敗を恐れるのか。
失敗に対する認識を借るための知識がちりばめられています。
「あれこれ考えて動けない」をやめる9つの習慣の感想
とても読みやすい本でした。
聡明な方だからということと、文章を書き慣れているからということも相まってなのか、スイスイと文章が入ってくる一冊でした。
その内容も医師だから難しく専門的な知識を羅列しているということもなく、適度に専門知識を披露しつつ、自身の体験や経験も交えて解説してくれているのも、読みやすさに繋がっていると思います。
深い知識を持つ方特有の、論理がジャンプしたように見えて、シッカリと繋がっているものの見方を味わうこともできる良い一冊です。
ただ、”習慣”とは銘打たれていますた、こういう習慣がこういう結果に繋がりますということではなく、習慣=癖というニュアンスで使われているようです。
そこは少し残念と言いますか、習慣を軸足にした説明をもっと豊富に入れてほしかったな・・・という点だけマイナスかな・・・と個人的に感じました。
とはいえ、行動して動けないという悩みを持たれている方には有意義な知識がたくさん学べる一冊であることは間違いありません。少しでも思い上がる節があるのなら、是非手に取ってみてください。