働き方の損益分岐点の内容
経済学視点での給与とは何か
少しでも多くの手取りを得たい。
そう思う人は多いとは思いますが、その大半の人はその願いはかなわないままとなります。
なぜ給料は常にちょうど足りないぐらいで設定されているのか。
なぜ給料はそう簡単に上がらないのか。
そして、どうすれば給料を上げることができるのかを経済学的視点で説明してくれている一冊です。
特に次のような点を重点的に説明されています。
価値と使用価値
給与についての理解を深めるために欠かせない経済学の知識として「価値」と「使用価値」があります。
このどちらか一方だけを見ても給料の実態は見えません。
どちらの理解も深めつつ、どちらも高い状態に持っていくことができれば給料を上げることができるんですよって事が説明されています。
働き方の損益分岐点の感想
経済学をシッカリと勉強したことがない僕にでも、ちゃんと理解ができる素晴らしい一冊でした。
給料を上げるには?というテーマを、”頑張る”という精神論に逃げて誤魔化すでもなく、”転職する”という安直な解決方法を提案することもありません。
ちゃんと背景にある経済学の理論を砕いて説明をしてくれています。
そして、そこが理解できるようになると、非常にシンプルな理由で給料が伸びないのだということも理解できるようになります。
知らなくても生きていけるのかもしれませんが、しかし、自分という人材の価値を高めて、少しでも豊かな生活を手に入れたいと思われるなら、知っているのか知っていないのかの差は大きいと感じる内容でした。
オススメです。