全体の中のどの程度なのか
そういう視点で考えることって大切だな・・・って思うんですが、読書においてその視点を持ってなかったことに先日読んだ「「読まなくてもいい本」の読書案内」という本で思い知らされました。
その本の「はじめに」にこんな一文があったんです。
一五歳から八五歳まで毎日一冊読んだとしても、死ぬまでに書物の総数のせいぜい〇・〇二%(二万六〇〇〇冊)にしかならない。
橘玲.「読まなくてもいい本」の読書案内 ──知の最前線を5日間で探検する(ちくま文庫)
いやいやいや・・・・ほとんどの本は読まずに終わりますやん。
何も読んでないに等しいと言ってもいいですやん。
かなり衝撃を受けました。
そして、同時にこんなことも思わせてくれます。
0.02%の本しか読めないからこそ思う事
約1億3,000万冊の本がこの世にあるそうです。
凄い数ですよね?
それだけの本がこの世にあるのなら、あなたの悩みや問題を解決するための知見はすでに本になってる可能性があると思いませんか?
その可能性は高くないかもしれません。
でも、ゼロじゃない気はしませんか?
本の存在意義はその本の内容によりけりではありますが、広く捉えると問題解決が役割です。
新しい知識を知りたい、誰かの経験を間接的に知りたい、問題を解決したプロセスを知りたい、退屈な時間を充実させたい・・・等々、色々な問題を解決するためのツールとして書籍があります。
そのほとんどを読めてないのですから、あなたの問題や課題を解決するための書籍にはまだ出会えてないと考えるのが自然なんじゃないかな?と思います。
諦めたり挫折する必要はない
圧倒的な量の本がこの世にあり、その本のほとんどをまだ読めていない。
今ある問題や課題を解決するための答えが書かれている本にまだ出会ってないのかもしれない。
確率で考えると、そう考えるほうが現実的だと思うんです。
諦めたり、自分を否定したりしたくなる毎日だったとしても、そんな必要は全くないということです。
単に、出会うべき本に出会ってないだけで、その本に出会えればあなたは次のステップに必ずいけますし、その本はもうこの世に存在している可能性が高いのです。
まとめ
要するに本を読もうってことなのですが、なんで?ってなると、あなたの問題や悩みを解決するための知識やスキルは、すでに本になっているかもしれないからです。
そして、まだそれに出会えてないから問題や悩みに苦しんでいるだけかもしれません。
そんな事を伝えたくて書いてみました。
思えば、日本の総人口が約1億3,000万人です。
世界にある本の冊数とほぼ同じです。
70年間、1日1冊読んでも0.02%しか読めないということは、70年間、毎日新しい人と出会っても、0.02%の人としか会えないってことですね。
今までに会えた人たちは奇跡的な確率で出会った人だし、まだ出会ってない人がめちゃくちゃ居るってことでもあるってことですね。ほとんどの会えてません。
そう思うとまた感慨深いし、あなたと僕が間接的にこうして出会っているのも、すごい確率なんですよね。
そんな事を思ったので書かせていただきました。